ご挨拶

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当社第45期第2四半期連結累計期間(2022年10月1日から2023年3月31日)の中間事業報告にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
 当期間におきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や急激なインフレ進行による景気の減速懸念など、不安定な政治経済情勢が続きました。一方で、世界各地で経済活動が本格再開したことにより、当社を取り巻く事業環境は堅調に推移しました。特に、ドイツで開催された世界最大の展示会「K2022」や、インドで開催された大規模展示会「Plastindia2023」へ出展し、新技術を披露したことで、多くの引き合いを得ました。その結果、当期間の受注高は過去2番目の高さとなり、受注残高も高水準で推移しました。同様に、売上高および営業利益も過去2番目の高さとなり、本業ベースは堅調に推移しました。一方で、為替レートの急激な円高進行により為替差損が発生したため、四半期純利益は減益となりました。
 今後につきましては、生活必需品に根差した当社の製品需要は着実な成長を見込んでおり、当社ビジネスは堅調に推移すると想定されます。また、気候変動やプラスチック環境問題などの社会課題への関心の高まりは、環境対応技術に強みを持つ当社にとって、ビジネスチャンスでもあります。当社は中長期的な事業発展のため、製品競争力の強化によるシェア拡大に努め、環境対応技術の実用化を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
 株主の皆様におかれましては、当社グループの更なる成長にご期待いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年6月
代表取締役会長
青木  大一


代表取締役社長
藤原  誠