ご挨拶

 株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 当社第45期連結累計期間(2022年10月1日から2023年9月30日)の事業報告にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
 当期におきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や急激なインフレ進行による景気の減速懸念など、不安定な政治経済情勢が続きました。一方で、世界各地で経済活動が本格再開したことにより、当社を取り巻く事業環境は好調に推移しました。
 特に販売面では、新たに創設した営業本部体制のもと、グローバル且つ組織的な営業活動を展開するとともに、世界各地の主要展示会への出展に注力したことで、顧客との接点が増え、多くの引き合いを獲得することができました。その結果、当期の受注高は過去最高となり、受注残高も高水準で終えました。同様に、売上高も過去2番目の高さとなり、営業利益も前期を大きく上回る結果となりました。これを受け、当期の配当につきましては、前期より1株当たり20円増配し、120円と決定し、12月4日よりお支払いをしております。あらためて株主の皆様のご支援とご協力に感謝申し上げます。
 今後につきましては、生活必需品に根差した当社の製品需要は着実な成長を見込んでおり、当社ビジネスは堅調に推移すると想定されます。また、気候変動やプラスチック環境問題などの社会課題への関心の高まりは、環境対応技術に強みを持つ当社製品の需要を押し上げることが想定されます。当社は、業界のリーディングカンパニーとして、先進的な研究開発活動を継続するとともに、気候変動問題やESG経営などの社会課題に積極的に取り組むことで、中長期的な事業規模の拡大を図り、持続的成長を目指してまいります。
 株主の皆様におかれましては、当社グループの更なる成長にご期待いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月
代表取締役会長
青木  大一


代表取締役社長
藤原  誠